改発博明「岡田の決断―岡田彰布という男」からピックアップ
・改発博明「岡田の決断―岡田彰布という男」(神戸新聞総合出版センター )
阪神タイガース岡田彰布監督の「辞任」の真相とは? 2008年シーズンの試合を追いながら、「岡田の法則」を解き明かす。『デイリースポーツ』掲載「続とらのしっぽ」に加筆修正し、書き下ろしを加え書籍化。
岡田前監督からは、「頑固力―ブレないリーダー哲学」 (角川SSC新書)という自著が出てますので、それと合わせて読むのがおすすめです。
その一緒に読んだ感想は、本家SeeSaaブログに書いてありますので、こちらでは、改発さんの本からのピックアップを
・デイリーの「続とらのしっぽ」がベース
・辞めたくはなかった~最大13ゲーム差をつけた巨人に最後に逆転された責任を取って辞めた=、まさかこんなことになるとは
・9月5日岡田監督から南社長に優勝できなかったら辞めると伝えていた
「自分の中で何か、感じるものがあった」
9/6試合後岡田監督と食事~何も食べていない。夜も眠れない
・新井の骨折を知った岡田監督のショック~新井が帰ってくれば5番で使おうと思っていた
・飼い犬のジーニが9/10死んでいる
・誕生日だからあげたんや(9/11 今岡)
・変わると代わる~
・島野さんの遺言「打開策は練習するしかない。練習しなかったら、勝てるのか?」
・9月9-11日ヤクルト戦3試合連続サヨナラ勝ち
「これで優勝できる」←→「ほんまの強い勝ち方やない」
・岡田辞任の裏に星野SDとの確執説~辞任の理由とは関係ないが、やりにくかったことは想定できる
・10/4試合後のファンのヤジ
・優勝したら書いてもらおうと思った言葉「熱き心に」
・真弓さんは梨田さんが日ハムの監督になる際にコーチとして誘われている
・10/20CS敗退後のセレモニー「球児、お前で終われてよかったよ」
・「孤独になるためにゴルフをする」
・「赤信号で止まるのもいやや」~目的地まで止まらずに走る方法を考える
・「野村さんは選手の短所を指摘して直そうとする。おれは長所を伸ばそうとする」
・戦力で戦法を変えるのが岡田流。
・ヒットエンドランとは打者を信用しない作戦
・息子に野球のセンスがないことを一発で見抜いた
・選手の素質、能力、特徴、性格を即座に見抜く
・陽子夫人、初めて2人で会った時もほとんどしゃべらなかった。無口だけど安心感もあった。日本のサムライを感じた。
・2004年オフに1回辞める気になった。
・何かが足りないと岡田監督は感じていた
・前半戦、あれだけ勝ち続けているのに、どこかむなしく感じる空気があった
・「岡田の法則」
1.自分が黙っていたら、相手が勝手にしゃべる
2.自分が動かなかったら、相手が動く
3.相手が動くと、対策を立てられる
4.サインを出すから、見破られる
5.出さんかったら、見破られない
6.めったに打たん選手が打ったら、次は打つ確率が低い
7.ずっと打っている選手が打てなかったら、次は打つ確率が高い
8.出番が少ない選手が打ったら、続けて使って凡退するよりベンチに下げて、いい感触を残したままの方が、次の出番でいい結果が出る
9.ドラフト上位でとった選手は、そのときの状態がベストなんだから、打ち方や投げ方を指導者が変える必要はない
10.何もしないのが一番いい采配
11.ベンチが何もせずに、普通に勝つチームがもっとも強い
・勝つための采配しかしない
・グラウンドへ選手を送り出したら監督の仕事は終わり
・野球というのは常に、次のことを考えんとあかん
・2軍はプロ野球の技術を学ぶ場。技>心>体の順
・技術ができているから1軍にいる。それを試合で発揮するために体の調整と、気持ちのコントロール。体>心>技の順、
・どこかに異常があると「人」はサインを出す。
・ゴロを打つ。岡田流「つなぐ野球」
・三浦も岡田監督がいたら阪神に行ったんだろうな。もともと岡田が三浦獲得を進言したのにフロントが聞いてくれなかった
・サムライ=身をもって自らの生き様を示すしかない
・最後は球児。ドラゴンズなら最後は岩瀬。本気で監督をやっているならそうする
・あそこでウッズに直球を投げる勇気があったから、あれだけのピッチャーになった。その勇気を監督が認めてやらないと日本の野球はダメになる
・「道一筋」、故村山実は「球道一筋」、自分は王道はおこがましいから「道一筋」
「頑固力」が岡田前監督の自著とはいっても、実際は構成担当の内匠宏幸さんが翻訳して世間一般にわかるようにしいたという感は否めません。
むしろ改発氏の本の方が岡田前監督の地の部分が見えてくるかなと。
ということで、
「頑固力」は阪神ファンはもとより、野球ファン全体向け
「岡田の決断」は阪神ファンだけ向け
という感想でまとめておきます。
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